こちらのページでは、パリにある、アラブ語圏もしくはイスラム文化圏の人々が運営するお店やイベントをご紹介していきます。パリでアラブ人というと正直良いイメージはないのですが、それは思い違いであるかも知れないと、皆様にあらたな発見を提供できたらと思っております。
1 モロッコのアルガンオイルでいい男?
2006年12月26日更新
 彼のお店に行くと、まず誰もいない。そしてドアには鍵がかかっている。小さな小さなお店なので、一瞬で中の様子がつかめてしまう。あいかわらず、少し散らかっているのだ。10秒ほどそうしてお店を覗いていると、「よっ!元気?」と彼がやってくる。どうも彼は、近くのカフェから、店の様子を見ているらしい。離れ店番。お客がやってくるとカフェの椅子から立ち上がり、店にもどってくると言う訳。ちょっとぉ、そんな態度ではお客さんを逃すよ。と私は言う。いいのいいの、そんなにガメツク商売しても仕様がないでしょ。
 こんないい加減な彼だが、実は結構なビジネスマン。彼のお店の商品は、多くの美容サロンで使われているし、大型スーパーにも売り込み中だという。
 そういう意味では彼のお店は、倉庫のような役割なのかも知れない。
 暇をもてあましているのか?私は彼から実に多くのことを教えてもらっている。多くはモロッコについて。近いうちにモロッコに連れて行ってもらう約束だ。そして私は日本を案内してあげる。
 彼の扱う商品はすべてがナチュラル。オーガニック認定を受けているものも数多い。自分が気に入った生産者のものを取り寄せるのも好きなようで、狭い店内にはいろいろなものがあり、ラスパイユのbioマルシェでみつけたというかの有名な頑固者、jean pierreさんのbioの蜂蜜があったりもする。私も彼の蜂蜜の大ファンなので、これは嬉しかった。
 さて、彼が最近悩んでいるのは、オーガニック認定のこと。上記写真のマッサージオイル類に、オーガニック認定のABマークを付けたいのだが、そのための費用が莫大にかかってしまうので、悩んでいるというのだ。そう、ヨーロッパでは、bio(オーガニック)であるという印は、生産者や販売者が勝手に付けられるものではなく、オーガニックで生産されているものであっても、認定機関の審査を受けないことにはbio(オーガニック)であると名乗れないのだ。
 私としては、値段が高くなるのもいやだから、このままでいいんじゃない?と思うのだが。